39無冠について



「観(官)がないから職場がない?」「観がないから夫がいない?」――本当にそうなのか?

(音楽SE)

1. 「四柱推命に興味がある人」のありがちな誤解

「私の四柱には官が無いから就職できないのでは?」「夫運がないのでは?」「財がないからお金に縁がない…」といった話をよく聞きます。
実はこれは昔から、官=職場・夫、財=お金、と短絡的に結びつけてしまう傾向があるために生じがちな誤解の一例です。しかし、「四柱に官が無い=絶対に夫も仕事もない」という話では決してありません。


2. 官が「存在しない」とはどういうことか

そもそも、四柱推命でいう“官”は「地位や肩書き、役職など、社会的秩序に属する力(あるいはそれに伴う拘束やプレッシャー)」を指します。

  • だからといって、“官が無いから職場に所属できない”とか“夫が得られない”と一義的に結論づけるのは短絡的。
  • 官が無くても普通に就職し、安定した生活を送っている人はたくさんいますし、結婚して夫と暮らしている人もたくさんいるわけです。

なぜそういう誤解が生まれるのか

  • 伝統的な教えで「官=夫や地位」「財=お金」とされてきた影響。
  • それを「ないから一生手に入らない」と早合点してしまう。
  • 実際には“官が無い=会社や公的組織に対する執着や優先度が低い”というニュアンスにとどまることが多い。

3. 官が無い人が会社に勤められないわけではない

たとえば「官が無い人は会社勤めが続かない」とか「職場になじめない」といった話を聞くことがありますが、現実には普通に会社員をしている人も大勢います。

  • 要は、「組織や肩書きに強い執着や名誉意識を持たない」という性格傾向であって、“働けない”という意味とは違う。
  • したがって、ちょっと職場で嫌なことがあればすぐ辞めてしまう人が多い、という傾向はあるかもしれないけれど、あくまで「そうなりがち」という程度の話。

“執着の弱さ”が自分を苦しめることもある

  • 官が無い=公的肩書きや組織力に対するモチベーションが低い
  • すると会社での昇進や地位を得ることに、あまり興味が湧かない。
  • その反面、「もっと積極的に動けば良かった」と後で後悔することもある。

4. 女性で官が無い=夫が得られない、は本当か?

  • 古くは「官=夫」という観点で、“女命に官が無いと一生独身”などと言われることがあった。
  • しかし現代では「共働きで肩書き・地位にこだわらない夫婦」もいるし、「夫はいるけど、あまり仕事しない」とか「夫がいてもいないように感じる」など、さまざまなパターンがある。
  • 結局、官が無い女性でも普通に結婚して幸せに暮らしている人はたくさんいるわけで、「官が無い=夫なし」は一概に言えない。

5. では「官が無い=どういう性質か」をどう捉えるか

  • 官が無い人は「組織や職場、社会的地位にあまり強くこだわらない」性質がある。
  • だからこそ“気楽に生きられる”反面、“大きな肩書きや立場を築きにくい”という面も。
  • ただ、それは“絶対に大きな地位に就けない”とは違い、単に他の人ほど地位や役職への情熱が薄い、という程度の話でしかない。

6. まとめ:四柱に○○が無い=それを一生手に入れられない、は誤り

  • 「官が無いと夫・仕事が無い」「財が無いとお金に縁がない」など、パーツを短絡的に結びつけるのは、四柱推命を学ぶうえでありがちな誤解。
  • 実際は、官が無くても会社勤めして昇進している人もいれば、結婚して夫と幸せに暮らす人もいる。
  • 四柱推命でいう「○○が無い」は「その要素への執着や優先度が低い」「獲得するプロセスが(他の人より)やや大変かもしれない」といった程度で、可能不可能を決定づけるものではない。
  • したがって、“官が無いなら夫は得られないんだ……”と決めつけて諦めるのではなく、自分に合った生き方を探すほうが大切。
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占い師として活動しています。皆様を開運に導きたいと思い運営しています!最高の人生のお助けを出来れば嬉しいです。占い・開運・スピリチュアルを紹介しています。神社口コミ機能を頑張って更新中ですがお待ち下さい。

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