[音楽] はい、皆さんこんにちは。今回は「tg」です。えー、つまり、層(층)というのは繰り返しですので、この動画を何度も繰り返しご覧ください。えー、なぜなら、その「끼」さえ掴めばすべて分かると思われるかもしれませんが、それが完全に身につくまで、つまり手足のように自在に使いこなせるようになるまでは、繰り返し、確実に理解できるまで、そしてすぐさまトップトップの内容が頭に浮かぶようになるまで、ずっと見続ける必要があります。最後まで、そう、「층 굿가이(チュン・グッガイ※音のみで原語不明)」を使うわけですね。ええ、それで一度ご覧になってから次に進みます。それでは「지지(地支)」に入ります。
先程、私は「지지(地支)は無視しないでください」と申し上げました。それが何かと言いますと、奇門遁甲(기차 축이며?)やその他で、50年の経験の中で、それが「2지(二支)」だとか普通の지지を四柱推命で見ていても、特に지지를軽視する方が多いです。
つまり、四柱推命を長くやっている人の中には지지를無視する人もいるし、あるいは、もっと長くやっている人の中には、지지를重視して、中から「親」や「算(?山)」、あるいは「노무(労務?)」を抜き出して、もう少し活用する人も多くいます。一方で、지지를無視する方々は、なぜ無視したかというと、昔に「양발의 아무리(ヤンバレアムリ?)」と言いましたが、陽暦、陽年を押しても、この지지は特に意味がないと考えている人達がいたのです。名理(명리)といっても、当時は당사(唐司?唐師?)というものがあって、その당사という人達は占いを見る人達で、以前に一度、非常に大きく依頼したことがあります。で、당사も誰が見るのかというと「쌍 놈들」(下層民)が見ると。実際に貧しく学がない人々が、ただ路上や市場、ソウルでも変な陰気な場所で占いを行っていて、当時それを「당사」と呼んだんですね。それを見て、「見ても当たったり当たらなかったりだ」と。
それでも人々は、基本的な趣旨は現実だから、当たっているという人が多かったんです。だいたい70%程度は当たるかもしれません。つまり、지지だけで四柱を見るということは、常識も何も考えず、思考無しで行動を当てることもできるんですよ。つまり、人間の非常に細かな部分、潜在意識的な部分も、지지를裏返してみるとよく当たるんです。感情面も지지만見てもある程度当てられます。非常によく当たると思います。
ですが、本当は、지지だけで気殺(살기)を見ることも可能でしょうが、やはり지支だけではなく、干支全体(간지)で見るべきなのです。まず、干と支、両方のバランス、このバランスをすべて理解してこそよく見られるのであって、지지に対する理解は非常に重要です。皆さんは講義を通じて、または書物を通じて、지지の説明を随分学んでいるでしょうから、私よりずっと上手く説明できる方がいればそれを聞かれることをお勧めします。もし理解できなければ、勉強してください。私が四柱を見る方法で지지를用いるときも、説明や実際のお客様相手の事例をここで提示できません。なぜなら、ここではそれができませんから。
ただ、ここで지지について私的な話や人間的な内面性について語ったりすると、人によっては「え?この人、変な方向に行くんじゃない?」と誤解する場合が多いんです。でも、非常に単純な「冲」「刑」「破」などを扱う話であっても、最後まで行けば、その人が反対に行くといっても、やはり基本的な지支の内容は同じです。誰が説明しても同じです。
とにかく、私が一番最初に지支を説明するとき、지支を見るときに最初に見るべきは「다시 또 음양(再び陰陽)」です。再び陰陽を見るべきなのです。そう、지支は現実、現実であるがゆえに、地上で지支を適用しようとすると、五行的に「木・火・土・金・水」というふうに並べますよね。木火土金水と。えー、春は木、夏は火、秋は金、冬は水と言いますが、春・夏・秋・冬、ここには「土」がありません。季節は春夏秋冬(春・夏・秋・冬)しかない。だが中国の古い理論では「화통법(化通法)」というものがあって、「정란(正亂)の気運」、火と地上の気運、水気、土気を一緒に見ると言いました。つまり、実際の天上では「土」という季節はないのですが、木・火・金・水の間に土を挟み込んだわけです。
でも、実際、四季には、はっきりした「土の季節」はありません。ただ春夏秋冬があるだけです。しかし自然を観察すると、春と夏、夏と秋、秋と冬の間には「変わり目(간절기)」がある、つまり移行期があると分かったのです。春から夏へ行くとき、夏から秋へ、秋から冬へ、冬から春へ戻る、その移行の期間があるということがわかったわけです。これを十二支で表すと、子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥 とありますが、これらを現実に落とし込むと、人間世界で季節間に挟むように土を置いて見たということです。
それで、지지を見れば、木と火と金と水があり、その間に土を置いて調節します。火と金の間に土、木と水の間に土、こういうふうに挟み込まれているわけです。ですからこんなふうに成り立っています。
ここで음양(陰陽)を見なければなりません。ここには陰陽があり、大前提として「陽から始まる」ということがあります。陰と陽があって、陽から陰へ流れる、陰から陽へ流れる、陰陽は繰り返し循環するという大原則です。これは周易でも言われているし、科学的にも自然の法則です。つまり陰陽は自然現象であり、自然は四柱命理の根本原理です。社会現象もそうですが、陰陽は繰り返し循環します。まず陽で始まり、陰へ移り、また陽へ戻る、そのように繰り返されるわけです。
これを지지に当てはめれば、地支十二支は「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」とあり、それぞれ陰陽があります。例えば寅卯は木で、寅は陽、卯は陰。辰巳は土と火、巳は陰、午は陽、未申は…、というふうに陰陽が交互に現れます。つまり陰陽は常にプラスマイナスで繰り返され、循環するわけです。
しかしここで混同しないように注意が必要です。四柱命理で干支を時間の流れで見るとき、「生・旺・墓」という流れがあります。例えば火で言えば、「巳が陽で午が陰だ」というふうに、プラスマイナスが逆転して見える場合がある。多くの方がここで混乱しますが、基本は陰陽は交互に繰り返すものだという大前提を置いてください。
また、春夏秋冬、木火金水を現実にあてはめるときに、土を移行期として挟みます。つまり、十二支を単独で見るのではなく、時間の流れの中で陰陽が繰り返され、木・火・金・水の間に土が入り込んで調整する、そうした理解が必要です。
さらに、三合(3つの支の組み合わせ)や方合(4つ方向の合)、生・旺・墓などの概念もあります。例えば寅卯辰が木局、巳午未が火局、申酉戌が金局、亥子丑が水局となり、三合で季節や気の流れを示します。このように三合局を考えると、ある人の命式で特定の三合が成立すれば、その人は季節の気運を強く持っていると見なします。これによって、その人が社会的にどう行動するか、どう展開していくかなどを読むことができます。三合局があれば、その人は活発に動き回り、多様な人間関係や社会的活動を持つ傾向があるといった解釈が可能です。
また、地支は単独で見るのではなく、複数集まったときの組み合わせで、その人がどういうパターンで生きるか、行動様式や運気の変化を読むことができます。生地(生じる段階)、旺地(旺盛な段階)、墓地(収束する段階)に分けて、命式中でどうエネルギーが回っているかを見るのです。生・旺・墓を分析すると、どこで始まり、どこで最高潮に達し、どこで収束するかを知ることができ、これが人間の人生のリズムやパターンに対応します。
つまり、こうした地支の理解を通じて、ただ単に干支を記号として捉えるのではなく、自然の気運の流れと結びつけて、人間社会に当てはめることができます。こうして考えると、なぜ子(子月・子時)から始まり、なぜ甲子から新しいサイクルが始まるのか、といったことも自然界の循環から説明できるようになります。太陽のエネルギーが地球に伝わり、それが大地に蓄えられ、種が発芽するまでには時間がかかるように、命式上でもエネルギーが形になるまでには過程があり、その過程を十二支が示しているというわけです。
だから、地支を学ぶ際には、まず陰陽を把握し、そこから三合局や刑冲害破などを覚え、さらにそれらを自然の移り変わり、社会の移り変わりの中で考えます。こうした視点を持つと、たとえば人がなぜすぐに変化しないのか、なぜ物事がすぐ起こらないのか、といった現象も理解できるようになります。人間の行動や運気の変化には時間が必要だということです。
これらが、地支に入る前の前提知識としてお伝えしたかったことです。この程度で、地支に入る前の説明を終えたいと思います。
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