今回は「印星がある人/ない人」「印星をうまく使う人/使わない人」の話へ
さきほどまでの講義で「ある/ないとは何か」「ない場合でも代替して生きていける」などお話ししましたが、ここで改めて印星についておさらいしましょう。
印星はよく「母」「ブレーキ」などとも喩えられます。印星をもっている人は、基本的に「頭で考えがち」「じっとしているのが好き(または動くのが面倒)」「他人をやや干渉する」などの特徴がありますよ、と言ってきました。
「じゃあ印星って何? ただ考えてじっとしているだけ?」と思う方もいるでしょう。厳密には「(思考を伴う)静の力」みたいなものです。だから単に「何も動かない」とか「怠けている」とかだけでなく、「他人に口出しする(母のように世話焼き・干渉)」という現れにもなりうるわけですね。
印星は「母のような干渉・ブレーキ」の性質がある
- 印星がある人は動きが少なくなる。
- 新しいことを急に始めようとしても「大丈夫?やめておいたほうが…」というブレーキがかかる。
- それが本人にとっては「自分の心の声」だったり、母親の心配の声だったりするわけです。
現代で言えば、たとえば非行に走る少年を母親が止めるようなもの。母親がいれば「やめなさい!」と止められて本人は加減するけれど、母の干渉が全然なければ暴走する人もいる。そんなイメージで、印星がある人は何かと「余計なことをやめておく」傾向もあるわけですね。
ただその分、新しい行動・挑戦が遅れがちとも言えます。考えすぎて動けない…という場合がある。だから前回も「印星持ちは変化が嫌い」「一度慣れた環境をなかなか変えない」と説明しました。
印星は考える力、そして「文書・資格・財産(不動産など)を保管する力」
印星には「文書を扱う」「不動産や株券など長期で持つ」などのイメージもあり、安定的な資産をじっくり保有・管理するイメージがあります。
いわゆる「文書財産」──資格証書やライセンス、不動産、株券など。これらは印星に対応するとよく言われます。印星=母(ブレーキ)でもあると同時に、「無形・長期保有の財産」といった性質もあるわけですね。
安定を重視するがゆえに、大きく動くのは苦手。でも長期で守る力があるので、コツコツと管理する仕事には向いています。
印星が強い人がビジネスするとどうなるか
- 印星が強い人は「ブレーキが強い」ので、リスクを避け、なかなか事業を拡大できない場合が多い。
- しかし同時に「堅実に貯める」「失敗しにくい」側面もある。
- 新しい時代の変化についていけず、いつまでも安定重視で、気づけば取り残される人も少なくない。
- もし大きく成長したいなら、印星だけではなく、ほかの星(食傷など)も使いながら臨機応変に動く必要がある、と言える。
印星があること/ないこと、それぞれの生き方
- 印星が強すぎる=安定重視すぎて、新しいことに踏み出さず、規模を拡大しにくい。
- 印星がなさすぎる=まったくブレーキが効かずに突っ走り、成功すれば大きいが失敗すればどん底、という極端になりやすい。
1) 印星が強い人
競争が激しい現代では、少し変化についていく努力が必要。
怠けたい気持ち・考えすぎるクセを抑えて、とにかく何かを「やってみる」意識が大事。
しかしいったん「これだ!」とハマる分野が見つかれば、印星的な慎重さ・思考力が強みになり、資格や技術を生かして大きく成功する例もある。
2) 印星がない人
極端にブレーキがないので、やたら拡大投資してはコケたり、無鉄砲に突き進む傾向がある。
もし大きく稼いだときは、むしろ「売りにくい不動産」など簡単に換金できないものにしておくと、使いすぎや再投資の暴走を防げて良い。
あるいは早く結婚して家族を持つことで、「母親の代わりに」パートナーが多少ブレーキをかけてくれる状態を作るのも手、とされる。
結論
- 印星がある人も、ない人も、一長一短がある。
- 印星がある人は「母やブレーキに相当する力」で、考えすぎや変化を嫌がる反面、安定保守や長期管理に向いている。
- 印星がない人は突発的に動きすぎてリスクが大きいが、思い切った投資で稼ぐ力がある場合も。
- いずれも「星をうまく使う」ことが大切で、印星が強すぎるなら少し行動力を、印星がなければ「パートナーや仕組みでブレーキを補う」など工夫すべき。
- 結局、10神は「ある/なし」が良い悪いではなく、使い方次第。印星があるならあるで、どう活かすかを考えることが必要。
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