霧島神宮

 

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今回は、鹿児島県にある由緒ある神社「霧島神宮」についてご紹介します。霧島神宮は、数々のご利益で知られる人気のパワースポット。歴史ある神社の魅力をたっぷりとお伝えしていきますね。

霧島神宮の歴史と由来 📜

霧島神宮は、鹿児島県霧島市霧島田口に鎮座する、長い歴史を持つ神社です。創建は古く、社伝によると欽明天皇の時代にまで遡るとされています。神社の主祭神は、とても長い名前の「天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊（あめにぎしくににぎしあまつひだかひこほのににぎのみこと）」。他にも、木花開耶姫尊（このはなさくやひめのみこと）や天津日高日子穂穂出見尊（あまつひだかひこほほでみのみこと）など、計7柱の神様をお祀りしています。

霧島神宮の歴史は、古い文献にも記されています。『続日本後紀』という古文書には、837年に日向国諸県郡の霧嶋岑神が官社になったという記録が残っています。また、『三代実録』には、858年に日向国霧島神が従四位下を授けられたという記述もあります。これらの記録からも、霧島神宮が古くから重要な神社として認識されていたことがわかりますね。

しかし、霧島神宮の歴史は平坦なものではありませんでした。鎌倉時代に霧島山が大噴火を起こし、社殿が焼失してしまったのです。その後、社殿は山の東にある長尾山に移され、東霧島神社と呼ばれるようになりました。さらに1484年には、島津忠昌によって東西両社に分けられ、東社は瀬戸尾に遷座されました。これが現在の霧島東神社です。一方、西社が現在の霧島神宮となり、本殿、幣殿、拝殿は国宝に指定されるほどの価値ある建造物となっています。

明治時代に入ると、霧島神宮はさらなる変化を遂げます。1874年（明治7年）までは霧島神社と呼ばれていましたが、同年に霧島神宮と改称され、官幣大社に列せられました。これは、国家による公的な認定を受けたことを意味し、霧島神宮の重要性がより一層高まったことを示しています。

このように、霧島神宮は長い歴史の中で幾多の変遷を経てきました。自然災害や時代の変化に直面しながらも、地域の人々の信仰と尊崇を集め続けてきた霧島神宮。その歴史の重みと神聖さは、訪れる人々の心に深い印象を与えることでしょう。

霧島神宮のご利益とは？ 🙏

霧島神宮は、多くの参拝者を惹きつける様々なご利益で知られています。では、具体的にどのようなご利益があるのでしょうか？霧島神宮のご利益について、詳しく見ていきましょう。

1. 家内安全のご利益 🏠

霧島神宮の主祭神である天孫ニニギノミコトは、天皇家の祖先神として知られています。この神様は、家族の平和と繁栄を象徴する存在です。そのため、霧島神宮では家内安全のご利益が特に強いと言われています。家族の健康や和合、そして家庭の平和を願う方々にとって、霧島神宮は心強い味方となってくれることでしょう。

家内安全のお守りを授かったり、家族の名前を書いた絵馬を奉納したりすることで、より一層のご利益が期待できます。また、家族揃って参拝することで、家族の絆を深める良い機会にもなりますね。

2. 縁結びのご利益 💕

霧島神宮には、木花開耶姫命（コノハナサクヤヒメノミコト）も祀られています。この女神は、美しさと愛の象徴として知られ、縁結びの神様としても人気があります。未婚の方はもちろん、既婚者の方々も、より良い縁や関係性を築きたいと願う際に参拝すると良いでしょう。

縁結びを願う方は、本殿でお参りした後、境内にある「縁結びの松」を訪れてみましょう。この松の周りを3周することで、良縁に恵まれると言われています。また、霧島神宮では縁結び専用の絵馬も用意されているので、心を込めて願いを書いて奉納するのもおすすめです。

3. 開運・福徳のご利益 🍀

霧島神宮の主祭神は、天孫降臨の神話で有名なニニギノミコトです。この神様は、豊穣と繁栄をもたらす存在として崇められています。そのため、霧島神宮では開運や福徳のご利益も期待できます。

特に、新しい事業を始めたい方や、仕事での成功を願う方にとって、霧島神宮は心強い味方となってくれることでしょう。参拝の際には、清らかな心で自分の目標や願いを明確にし、神様に伝えることが大切です。また、境内にある「福徳石」を撫でると、さらなる幸運が訪れると言われています。

4. 学業成就のご利益 📚

霧島神宮には、学問の神様としても知られる天児屋根命（アメノコヤネノミコト）も祀られています。そのため、受験生や学生さんの間で、学業成就を願う参拝先として人気があります。

学業成就を願う方は、本殿での参拝後、境内にある「学問の道」を歩いてみましょう。この石畳の道を歩くことで、知恵が授かると言われています。また、霧島神宮では学業成就のお守りも販売されているので、日々の勉強のお供として持ち歩くのもいいですね。

5. 厄除けのご利益 🔮

霧島神宮は、古くから厄除けの神社としても知られています。特に、霧島神宮の祭神の一柱である豊玉姫命（トヨタマヒメノミコト）は、災いを払い、幸福をもたらす神様として崇められています。

厄年の方はもちろん、日々の生活で不安や困難を感じている方も、霧島神宮に参拝することで心の安らぎを得ることができるでしょう。境内には「厄除けの石」があり、この石を撫でることで厄除けの効果が高まると言われています。

このように、霧島神宮には実に様々なご利益があります。それぞれの願いに応じて、心を込めてお参りすることが大切です。霧島神宮のパワーを感じながら、自分自身の目標や願いを明確にすることで、より強力なご利益を得られることでしょう。✨

霧島神宮の見どころと参拝方法 👀

霧島神宮は、その歴史的価値と美しい建築様式で多くの参拝者を魅了しています。ここでは、霧島神宮の見どころと正しい参拝方法についてご紹介します。

1. 国宝に指定された社殿群 🏯

霧島神宮の最大の見どころは、なんといっても国宝に指定された社殿群です。本殿、幣殿、拝殿の3棟が国宝として認定されており、その美しさと歴史的価値は圧巻です。

本殿は、1715年（正徳5年）に再建されたもので、桃山時代から江戸時代初期にかけての建築様式を色濃く残しています。華麗な彫刻や鮮やかな彩色が施された社殿は、見る人を圧倒する美しさです。特に、本殿の千木（ちぎ）と勝男木（かつおぎ）の装飾は見事で、神社建築の粋を集めたと言っても過言ではありません。

幣殿と拝殿も同じく1715年の再建で、本殿と調和のとれた美しい姿を見せています。これらの社殿群は、四季折々の自然に囲まれ、時代を超越した美しさを放っています。カメラ好きの方は、ぜひ様々な角度から社殿の姿を収めてみてください。

2. 参道の石鳥居 🗿

霧島神宮の参道に立つ石鳥居も、見逃せない見どころの一つです。この石鳥居は、1820年（文政3年）に建立されたもので、高さ約9.6メートル、幅約4.8メートルという堂々たる姿を誇ります。

鳥居をくぐると、神聖な空間に足を踏み入れたことを実感できます。参道を歩きながら、両側に並ぶ杉の巨木と石灯籠の列に目を向けてみてください。厳かな雰囲気の中、心が清められていくのを感じることができるでしょう。

3. 正しい参拝方法 🙏

霧島神宮を訪れる際は、正しい参拝方法を知っておくと、より深い体験ができます。以下に、基本的な参拝の手順をご紹介します。

1. 手水舎で身を清める: 参道を進み、手水舎に到着したら、まず手と口を清めます。右手で柄杓を持ち、左手を洗い、次に左手で柄杓を持ち替えて右手を洗います。その後、左手に水を受けて口をすすぎ、最後に柄杓を立てて残りの水で柄を洗います。
2. 鳥居をくぐる: 鳥居の前で一礼し、参道の端を歩いて進みます。これは、参道の中央は神様の通り道とされているためです。
3. 拝殿で参拝: 拝殿に到着したら、賽銭箱に奉納します。その後、二回お辞儀をし、二回手を叩き、心の中で願い事を唱えます。最後に、もう一度お辞儀をして参拝を終えます。
4. 御朱印をいただく: 参拝後は、社務所で御朱印をいただくのもおすすめです。霧島神宮の御朱印は、その美しい筆文字と独特のデザインで人気があります。

4. 季節ごとの見どころ 🌸

霧島神宮は、四季折々の美しい景色を楽しめることでも知られています。

• 春: 桜の季節には、境内に植えられた約200本の桜が満開となり、社殿との調和が美しい景色を作り出します。
• 夏: 緑豊かな木々に囲まれた社殿は、涼やかな雰囲気を醸し出します。夏祭りの時期には、境内がにぎわいます。
• 秋: 紅葉シーズンには、境内の木々が色づき、社殿と紅葉のコントラストが絶景です。
• 冬: 時には雪化粧をした社殿の姿も見られ、厳かな雰囲気に包まれます。

5. 霧島神宮の祭事 🎉

霧島神宮では、年間を通じて様々な祭事が行われています。主な祭事をいくつかご紹介します。

• 例祭（9月19日）: 霧島神宮の最大の祭りで、神輿渡御や奉納行事が行われます。
• 散籾祭（旧暦1月1日）: 新年を祝う祭りで、豊作を祈願して籾を撒きます。
• 御田植祭（旧暦2月4日）: 田植えの時期に合わせて行われる農耕祭です。
• 天孫降臨記念祭（11月10日）: 天孫降臨の神話を記念する祭りです。

これらの祭事に合わせて霧島神宮を訪れると、普段とは異なる特別な雰囲気を味わうことができます。地域の伝統や文化に触れる良い機会にもなるでしょう。

霧島神宮参拝時の注意点

最後に、霧島神宮を参拝する際の注意点をいくつかお伝えしておきますね。せっかく訪れるのですから、マナーを守って気持ちよく参拝しましょう😊

1. 服装に気をつけよう

神社は神聖な場所ですので、あまりにカジュアルすぎる服装は避けましょう。特に、露出の多い服装やダメージジーンズなどは控えめにしたほうが良いでしょう。清楚で落ち着いた服装で参拝すると、心も自然と引き締まりますよ。

また、靴も歩きやすいものを選びましょう。境内は広いので、ヒールの高い靴だと疲れてしまうかもしれません。歩きやすい靴で参拝すれば、ゆっくりと境内を巡ることができます👟

2. 写真撮影のマナーを守ろう

霧島神宮は風景が美しく、写真を撮りたくなる場所がたくさんあります。でも、むやみに写真を撮ることは控えましょう。特に、本殿の中や、祈祷中の様子など、神聖な場面の撮影は避けてくださいね。

また、他の参拝者が写り込まないよう気をつけましょう。素敵な思い出の写真を撮るのはいいですが、周りの方への配慮を忘れずに📸

3. 静かに参拝しよう

霧島神宮は観光地としても人気がありますが、まずは神社であることを忘れないでくださいね。大きな声で話したり、走り回ったりするのは控えましょう。

特に本殿付近では、静かに厳かな雰囲気を保つようにしましょう。心を落ち着かせて参拝することで、より深い体験ができるはずです🤫

4. ゴミは持ち帰ろう

自然豊かな霧島神宮。その美しい環境を守るためにも、ゴミはしっかり持ち帰りましょう。境内にゴミ箱があっても、できるだけ自分で持ち帰るのがマナーです。

お弁当を食べたり、お土産を開けたりした後のゴミもしっかり管理しましょう。みんなで協力して、きれいな霧島神宮を守っていきたいですね♻️

5. 参拝時間に注意しよう

霧島神宮の参拝時間は季節によって変わります。一般的には、7:30から17:00までとなっていますが、夏季は少し長く、冬季は少し短くなることがあります。

事前に公式サイトなどで参拝時間を確認しておくと安心ですね。また、閉門時間の少し前には参拝を終えるようにしましょう。ゆとりを持ったスケジュールで訪れると、余裕を持って参拝できますよ⏰

最後に：霧島神宮で心に残る体験を

霧島神宮は、歴史ある神社としての厳かさと、自然豊かな観光地としての魅力を兼ね備えた素晴らしい場所です。ご利益を求めて訪れるのはもちろん、日本の伝統文化に触れ、美しい自然を感じ、心身をリフレッシュする場所としても最適ですね。

参拝の際は、この記事でお伝えした注意点やマナーを守りつつ、自分なりのペースでゆっくりと霧島神宮の魅力を堪能してください。神社の静寂な雰囲気に包まれながら、日々の喧騒から少し離れて、自分自身と向き合う時間を持つのもいいかもしれません。

また、家族や友人、大切な人と一緒に訪れるのも素敵ですね。共に参拝し、境内を散策し、お土産を選ぶ…。そんな時間を過ごすことで、絆がより深まるかもしれません。

霧島神宮での体験が、皆さんの心に残る素晴らしいものになりますように。そして、その体験が日々の生活に潤いと活力をもたらし、幸せな未来につながりますように。

さあ、霧島神宮で心温まる時間を過ごしましょう。きっと、あなたの人生に新たな光をもたらしてくれるはずです。霧島神宮があなたを待っていますよ！🌟🙏✨