厄払いやお参りなどでお札をいただく事は多いと思います。しかしお札の正しい飾り方や貼り方をご存知でしょうか?神棚がある家は神棚に飾ることが多いと思いますが、ない場合もあると思います。お札の正しい飾り方や貼り方は教えてもらう機会が少ないので、知らない間に運気を下げてしまっている可能性もあります。そこで今回は、お札の正しい飾り方や貼り方、やってはいけないNGな貼り方についてお伝えしていきます。
1.お札の正しい飾り方
最初にお札の正しい飾り方をお伝えしていきます。今までよく知らなかった人も、なんとなく飾ってあると言う人もこの機会に一度見直してみましょう。
1-1.基本は南向き東向き
お札を飾る場合は、基本的には神棚に飾ることが多いです。向きは基本的には南向きや東向きに貼ることが大切だと言われています。その理由は南向きは東から太陽が昇り日中は南側が太陽の日差しが当たるからです。お札を南向きに貼る場合は、北側の壁に貼るとより効果が高まると言われています。お札を東向きに飾る場合は、西側の壁に貼ることが運気をアップするポイントです。
1-2.お札を飾るところはきれいに掃除をする
次にお札を飾る時は飾る場所をきれいに掃除しておくことが大切です。これはお札に限られたことでは無いですが、埃が溜まる場所や、汚くしている場所は邪気が溜まり、運気が悪くなるからです。風水でも埃が溜まる場所や汚くしている場所はマイナスのエネルギーや悪い運気が集まりやすくなると言われています。そのためお札を飾る場所が神棚も神棚ではない場所も、きれいに掃除をして神様が居心地が良いようにしてあげましょう。お祀りする場所をきれいに掃除をし、塩で清めた白い紙を敷くとより効果的です。
1-3.落ち着いた場所を選ぶ
次にお札を貼る場所としてオススメなのが落ち着いた場所です。お札は神様の分身と言われるものなので、ざわざわしていたり人の出入りが多い場所や落ち着いていない場所、賑やかな場所は避けた方が良いとされています。
2.お札の正しい貼り方
次にお肌の正しい貼り方についてお伝えしていきます。同じ場所や同じ壁に貼る時でも、貼り方によって運気が下がってしまったり、良くない貼り方になってしまう場合もあるので注意しましょう。
2-1.自分の目線よりも上に貼る
お札を貼るときに1番注意しないといけないのはお札を貼る高さです。立ち上がったときに自分の目線よりも上の位置になるようにお札を貼るようにしましょう。お札は神様と同じ扱いをするべきものなので、目線よりも低い場合自分が見下ろすことになってしまいます。それは失礼なことなので見上げる位置に貼るようにしましょう。
2-2.直接画鋲を出はらない
お札を正しく貼るために絶対にしてはいけないのは画札でお札に穴を開けることです。お札は神様と同じなので画鋲でお札に穴を開けるなんて、もってのほかです。お札の裏にテープや両面テープ、のりでお札を貼るなら問題はありません。テープ、のりでつけるのに抵抗があると言う人は、透明のクリアファイルに入れてお札を貼るようにしましょう?
2-3.トイレや廊下が上にない場所を選ぶ
次にお札を貼るのに正しい方法は、上にトイレや廊下がない場所を選ぶことです。これは現実的に難しいかもしれませんが、お札は神様と同じなので、上にトイレや廊下がある場所、不浄な場所の下に貼ることになってしまいます。神様の上に不浄な場所がある、神様の上に人がたくさん通るというのは避けた方が良い場所です。マンションやアパートに住んでいる人は、難しいかもしれませんが、2階建ての一軒家に住んでいる人はわかりやすいので気をつけましょう。
3.お札を貼るときにやってはいけないこと
次はお札を貼るときにやってはいけないことをお伝えしていきます。これは知っておかないと失礼に当たるので覚えておきましょう。
3-1.水回りは避ける
お札を貼るときに気をつけたいことは、お札を向けた方向にキッチンやトイレ、お風呂や浴室など水回りが重なることです。水回りは不潔な場所とされ、汚れやすく悪いものが溜まると言われているからです。お札は神様なので、神様から見て汚い場所や、不浄な場所が映るのはNGとされています。貼る方角も気を付けて、神様から見える場所に水回りがないようにしましょう。
3-2.人通りが多い場所は避ける
次にお札を貼るときに気をつけたい事は、お札が廊下や玄関など人通りが多いところは避けた方が良いと言うことです。お札を貼るのにおすすめの場所は静かな落ち着いた場所です。その理由は、神様がいる場所が落ち着かないからです。人通りが多いところや、人の出入りが頻繁な場所は神様が落ち着いて過ごすことができません。神様は静かで落ち着いた場所を好むと言われるので気をつけましょう。しかし、神棚は人通りが多い場所はNGですが、人が集まる場所はおすすめの場所なので、家であればリビングを見渡せる静かな場所を選ぶのが良いです。
3-3.仏壇には飾らない
次にお札を貼るときにやってはいけない事は、仏壇にお札を飾らないことです。なんとなく同じような世界と言うイメージがありますが、仏壇はご先祖様がいる場所です。お札は神様なので神棚に入るのが本来の居場所です。神社のお札は仏壇におかないようにしましょう。仏壇に飾るのはだめですが仏壇がある部屋に飾るのは問題ありません。
4.その他の注意点
最後にお札の貼り方の注意点をお伝えしていきます。おすずの場所や、貼ってはいけないと言う場所がありますが、それ以外にも気をつけることがあるので覚えておきましょう。
4-1.お札によってもあり方が違う場合も
お札は基本的には南向きや東向きに貼るのが基本と言われていますが、お札の種類によってはその年の縁起の良い方向や、最上位に向けて貼るという種類のお札もたくさんあります。縁起の良い方向に貼るお札は、毎年貼る方向が変わるので、その方向を確認して正しい方向に貼るようにしましょう。
4-2.1年に1回は新しいお札にする
お札のご利益は期限があるわけではありません。しかし年月が過ぎることでお札が古くなっていきます。毎年ご利益を増すためには新しいお札にすることが大切です。新年の初詣に行った時に、前の年のものは納め、新しいお札を購入して帰るようにしましょう。お札を貼る場所や置いておく神棚はどんなにきれいに保つように意識をしていても1年経てば紫外線を浴びたり、色褪せたり埃がついてしまったりします。埃が溜まったり汚くなっている場所に飾ることも神様に失礼です。1年の最後の大晦日には大掃除をして1年見守ってくれていたお札に感謝の気持ちを込めて納めるようにしましょう。
4-3.重ねて祀る場合、並べて祀る場合の方法
お肌が複数枚ある場合には、重ねて祀る場合と、横に並べて祀る場合があります。重ねて飾る場合には1番手前に天照皇大神宮、次に氏神神社、1番奥に崇拝神社の順に飾るようにしましょう。横に並べて祀る場合は、真ん中に天照皇大神、右側に氏神神社、左側に崇拝神社になるようにしましょう。
5.まとめ
今回はお札の正しい振り方についてお伝えしておきましたがいかがでしたでしょうか?毎年初詣に行く人やお札を購入する人が多いと思います。しかし新しいお札の飾り方や貼り方について調べる機会は少ないと思うので、これを機に新しいお札の貼り方ややってはいけないことなどを覚えておきましょう。神様の居心地のいい家は福や運気がたくさん集まってきます。
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