カレンダーに「大寒」と言う言葉が書いてあるのを見たことがあるでしょうか?その字からすごく寒い日であろうと言うことが想像がつきますが、普段あまり気に留めずに過ごしているのではないでしょうか?四季や節目を大切にする日本人は、1年を通して様々な節目の日があります。今回はその中でも冬の節目を表す「大寒」に食べると縁起が良いとされる食べ物をお伝えしていきます。
1.大寒とは?
最初に「大寒」の意味をお伝えしていきます。「大寒」とは季節を表す言葉の1つで、1年の中にある二十四節気(にじゅうよんせつき)を表す1つです。「大寒」は二十四節気の24番目、最後の節目の日のことです。二十四節生とは暦の節目と四季のズレを解消させるために四季を6分割にして設定されていると言われています。「大寒」は冬の季節の中で最も寒い日のことを指します。毎年大体1月20日前後とされていて、カレンダーには毎年その日が記載されています。夏の19番暑い日のことを「大暑」と言いますがその反対で寒い日のことを指します。
1-1.小寒との違い
二十四節生の中には「大寒」の他にも「小寒」の日があり「小寒」が来て「大寒」、次が「立春」となります。大寒や小寒と言うよりは「寒の入り」「寒の明け」と言う言葉の方が日常生活には馴染んでいると思います。「寒の内」と言う言葉もありますが、「小寒」は「寒の内」に入ります。寒い季節がやってきたなと思ったら1月に「大寒」と言う1年の中で最も寒い日が来て、それを超えて寒が明けて立春を迎えると言うことになります。
1-2.大寒の七十二候とは?
「大寒」は1月20日前後のことで、1年の中で1番寒くなる日のことを表します。そして1月の終わり頃は厳しい寒さが少しずつ和らいで春を迎える準備をする季節でもあります。日本は季節や節目を大切にするので先ほどお伝えした二十四節気の中に3つの期間に分けられた七十二候と言うものがあります。大寒の中にさらに3つの節目が存在することになります。
2.大寒の食べ物「大寒卵」とは
暑い時や寒い時にはその季節に合った食べ物を食べるのが縁起が良いとされています。春夏秋冬、四季に合わせておすすめの食べ物があるのですが、この大寒に食べることがおすすめの縁起が良い食べ物は「大寒卵」と言われる卵です。卵は季節や旬を問わず1年通してどの家庭にも必ずと言っていいほど冷蔵庫には常備してある食材だと思います。しかし鶏は寒いときにはあまり卵を生まないと言われていて、1年のうち1番寒いとされる大寒に生まれる卵は大変貴重だと言われているのです。そしてその大変貴重だと言われている大寒卵を食べると縁起がよく、運気がアップすると言われています。
3.大寒卵が縁起が良い理由
次に大寒卵が縁起が良いと言われる理由についてお伝えしていきます。毎日のように食べる卵なのに大寒卵はこんなに運気がアップするんだと驚きの事実ばかりです。
3-1. 金 運アップ
まず1番に大寒卵が縁起が良いと言われる理由は、「金運アップ」です。その理由は先ほどお伝えしたように鶏は寒い季節にはあまり卵を産みません。しかし大寒に生まれる卵があり大変貴重な卵を食べると言うことで運気が良くなり金運アップにつながるといわれています。大寒卵は寒い季節に生まれている卵なので栄養価が高く、黄色の色が濃いのが特徴です。風水では黄色はお金を呼び寄せる色です。そのため黄色の色が濃い大寒卵を食べることで金運がアップすると言われています。
3-2.栄養価が高い
大寒の日に生まれた大寒卵を食べると健康もアップすると言われていて、その理由は「栄養価が高い」ことです。今では冬でも普通に卵を産む鶏ですが、昔は寒い時は卵を生まないとされていました。そのため寒い季節に時々産む卵は頻繁に産む卵よりも質が良く、栄養価が高いと言われていています。冬でも普通に卵を産むようになった現在でも冬は鶏が卵をあまり産まないいと言う意識があるので栄養価が高い卵と言われています。
3-3.健康に過ごせる
先程の栄養価が高いと言う理由とつながりますが、大寒卵を食べると健康に過ごせると言われています。特に大人は金運アップ、子供は勉強ができるようになる、健康に過ごせると言われているので普段食べている卵ですがこの時に食べる卵は寒くても風邪をひかない、元気に冬を過ごせると言われています。
4.大寒卵はどこで買える?
では縁起が良くなる大寒卵はどこで購入したら良いのでしょうか?次は大寒卵の購入方法についてお伝えしていきます。大寒卵は大寒の日に生まれた卵と言う意味なので産卵した日がわかる卵を購入するようにしましょう。
4-1.卵直売所で
養鶏場の近くにある卵の直売所で買えるようであれば、大寒の日の午後に買いに行くことをおすすめします。鶏は午前中に産卵をするので、大寒の日の午後には同日に産まれた卵が販売されています。その日の午前中に生まれたものかどうかをしっかり確認し購入するようにしましょう。
4-2.ネットスーパーで
ネットスーパーではたくさんの養鶏場がネット販売をしています。近くに養鶏場がない場合や、寒くて外に出るのが億劫な日、買い物に行くのは面倒と言う日にはネットスーパーで大寒卵の購入をするのがおすすめです。ネットスーパーでは送り先も指定できるので、家族や両親など遠方に住んでいる方に送るのも素敵ですね。
4-3.大寒卵専門店も
ネットスーパーを開くと実は大寒卵専門店と言うものが存在します。専門店で購入すれば間違いなく大寒卵を購入することができます。通常のスーパーでは賞味期限が記載されているので実際は何月何日に生まれたのか曖昧なことが多いです。確実に大寒の日に生まれた大寒卵を食べたい場合は、しっかりと産卵した日がわかるものを購入するようにしましょう。その点、大寒卵専門店は間違いないです。
5.大寒卵のおすすめの食べ方
最後に大寒卵のおすすめの食べ方をご紹介していきます。卵はレシピのレパートリーが豊富でいろいろな食べ方ができるので中でもオススメの食べ方をご紹介していきます。
5-1.卵かけご飯
大寒卵はシンプルな味付けをしてそのまま食べることがおすすめです。卵かけご飯は卵そのものの味を味わえるので、大寒卵を味わうには最適な食べ方といえます。黄色の色が強く金アップにもなり、栄養価も高いので寒い日にサラっと卵かけご飯で運気をアップするということがおすすめです。
5-2.たまご雑炊
大寒の日におすすめの大寒卵なので、そこから数日はやはり寒さが厳しい日が続きます。体が温まる雑炊がおすすめです。栄養価が高く、金運もアップすると言われる大寒卵なので体を温めてほっこりし、金をアップすれば言うことなしですね。
5-3.その他卵料理
その他の卵料理としてオススメなのはスクランブルエッグやオムレツもおすすめです。スクランブルエッグやオムレツもシンプルな味付けで卵の黄色い色を目でも楽しめます。作り方も簡単ですし、卵かけご飯や卵雑炊以外のものを楽しみたいときには試してみてはいかがでしょうか。
6.まとめ
今回は大寒の日に食べると縁起が良いと言われる大寒卵についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?夏には体を冷やすもの、冬には体を温めるものがオススメですが1年通して食べられる卵が1番寒い日におすすめの食べ物と言うことでした。毎年大寒卵を食べると言う人も今年初めて食べると言う人も、大寒の日には大寒卵を食べて運気をアップしていきましょう。
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