毎日出かける前に見ていた「今日の運勢」半信半疑だけど見ないとなんだか1日が始まらないなんてことありませんでしたか?
今日の運勢でちょっと良いことが書かれていると、1日を少しだけワクワクして過ごせたものです。
そんな日常に小さなワクワクやスパイスになってくれていた占いが少しずつエスカレートしてやめられなくなる人が急増しています。
いわゆる“占い依存症”と呼ばれる人たちですが、一体なにが原因で占いから抜け出せなくなってしまうのでしょうか。
本記事では占いに依存しやすい人にはどんな特徴があるのか徹底調査してみました。
そもそも占いに依存するとはどんな状態のこと?
“依存症”という言葉は誰でも聞いたことがあると思いますが、どんな状態のことをいうのか知っていますか?
辞書には“依存症”とは日常生活に支障がでるほどのめり込んでいる状態と書かれています。
アルコール依存症やギャンブル依存症ならどんな日常生活になるのか察しもつきやすいですが、占い依存症になるとどんな支障がでてくるのでしょうか。
“占い依存症”の人は占いそのものが精神的な支えになっていて、占いがないと不安に襲われ平常心でいられない状態の人たちです。
こうなってくると占いにつぎ込む金額は相当な額になっていきますし、占い師の言いなり状態なので日常生活にも人間関係にも大きな影響を及ぼすようになっていきます。
また、この状態で悪意ある占い師に出会ったりすると、より一層抜け出すのが難しくなっていくことでしょう。
占いに依存しやすい人の特徴は?
かなり危険な状態であることがわかった占い依存性ですが、ここでは陥ってしまう人にはどんな特徴があるのかご紹介していきましょう。
もともと占いにはまりやすいのは男性よりも女性の方が多いと言われています。
女性は話しをきいてほしいという欲求が強く、理論よりも感覚を大切にする傾向があることから神秘的なものを信じやすいという特徴があります。
それに加えて下記にあげる傾向があてはまるという人は、より一層占い依存症に陥る可能性が高いと言えるでしょう。
・神秘的なものの存在を信じている
・精神的に打たれ弱い
・自己肯定力が低い
次で1つずつ詳しくご紹介していきます。
神秘的なものの存在を信じている
占いに依存してしまう人は科学的に証明されたものより、直感に頼った思考に頼る傾向があります。
幽霊や呪いのたぐいを信じる人はより占いに依存性に陥り、抜け出しにくいと言って良いでしょう。
信心深いという言い方もできますが、目に見えない存在を信じることにより「占いをやってさえいれば大丈夫」という神頼み的な安心感を得ようとしていることが多いようです。
占いが精神的バランスを保つ拠りどころとなっているようなら完璧な依存症と考えた方がいいでしょう。
ゲン担ぎやおまじないをすることで安心感を得ることは良いのですが、自分の問題を丸投げして向き合わなくなると日常生活に支障がでてくることは避けられなくなってきます。
精神的に打たれ弱い
ちょっとしたことで心が折れてしまい立ち直れないタイプの人は極端に失敗を恐れ、自己判断を避ける傾向にあります。
それにより困った時は問題と向き合うことをせず、占いに心酔することが多いようです。
また、自分の失敗や力不足を素直に認められないメンタルの弱さのせいで、悪い出来事も運勢のせいにし、自分の責任を追求しないため、学ぶ機会を失い続けることになります。
人からの評判を恐れるあまり、周りに相談することもできず、いつでも話しを聞いてくれる占い師に共感や安心感を求めてしまうようになっていきます。
自己肯定力が低すぎる
自己肯定力とは「自分を大切な存在だと感じる感覚」「自分を愛する力」を言います。
自己肯定力はあくまで感覚的なもので推し量ることはできませんが、人から言われたことを鵜呑みにしてしまい「私なんて・・・」と思うことが多い方は自己肯定力が高いとは言えません。
そして、あまりに自己肯定力が低いと自分で自分のことが決められず、他人任せにしてしまう傾向が強くなります。
悪い占い師にカモにされてしまうのは、この自己肯定力の低さから、自分の判断を疑いマインドコントロールされてしまうことが原因です。
誰しも判断を誤り後悔する経験の1つや2つはあるものですが、それでも失敗する経験を積むことで次の判断材料にして成長していくことを忘れないようにしましょう。
自分が占い依存症だと感じた人の脱却方法は?
占いに依存しすぎると何か問題が起きるたびに、信頼した占い師に判断を仰がなければ落ち着かなくなり、自分の問題を解決することを完全に放棄するようになります。
そこまでいくと、崇拝に近い感情を占い師に抱くようになり、洗脳状態になってしまうこともありえます。
では、もし自分や周囲の人がそんな状態に陥ったらどうすればよいのでしょうか?
下記には試してみてほしい4つの依存症脱却方法を簡単に紹介してみました。
- まず自分が依存症である事実を認める
認めることが依存症脱却の第1歩になります。
今の自分の現状と向き合うことでこれから取るべき行動も見えてくるはずです。
人によってはつらいことかもしれませんが、次の段階に進むためには避けては通れない道と考えましょう。
- いきなりやめようと頑張るよりも、占いの回数を減らす努力から始める
思い立ったらすぐに完全にやめるべきと言う人もいますが、そんなに意思が強いならそもそも依存症にまでは陥っていないでしょう。
まずは少しずつ占いから離れて日常を過ごせるように心がけていく練習から始めてみてはいかがでしょうか。
そしてもし我慢できずにまた占いに行ってしまったとしても、努力しようとしている自分を認めて責めないことが肝心です。
自分を肯定できるようになると誰かに頼らないと不安という感覚も薄れていきますので、とにかく自分に優しく、弱さも受け止めてみる努力が必要です。
- 趣味や楽しみを見つけて集中してみる
昔から好きだったことや前からやってみたいと思っていたことはありませんか?
もしあったらチャレンジしてみて、なるべくその事に集中することをおすすめします。
占いに行きたい気持ちを少しでも緩和して、ストレスをためないようにすることで依存から抜け出す手助けになりますよ。
また、精神的、体力的に落ちている時は気弱になり判断を誤りやすいと言われていますので、生活習慣を見直し、体を動かすなどの努力を取り入れることもおすすめです。
- 必要ならカウンセラーなど専門家に相談してみる
基本的に占いにはまってしまう人には気軽に相談できる相手がいないことが多いようです。
そのため、いつでも話しを聞いてくれる占い師に相談してしまいがちですが、どうせお金を払うのなら心理カウンセラーなど助けになってくれる専門家をおすすめします。
心理カウンセラーなら占い師があなたに与えてくれていた共感や安心感を得ることもでき、きちんと相談にものってくれるので、日常の悩みや軽い相談など気軽に聞いてもらうと良いでしょう。
まとめ
占いに依存しやすい人には心が純粋な人が多いのかもしれません。
あまり人を疑わず相手を信じ込んでしまうことから、占い師の言葉をそのまま受け入れてしまうようです。
しかし、本来占いはちょっと背中を押してもらうアドバイス程度に聞くもので、心の拠りどころにするものではありません。
借金してまでお金をつぎ込んでしまうようなら、自分が依存症なことを受け止めて、抜け出す方法を本気で考えることをおすすめします。
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