今回は、東京都にある「湯島天満宮(ゆしまてんまんぐう)」をご紹介します。
学問の神様として知れわたっている「湯島天満宮」は、別名で「湯島天神(ゆしまてんじん)」とも呼ばれ、試験合格や学力アップしたい方にとって救世主のような存在ですね。
とはいえ、このような疑問をお持ちの方もいます。
「学業成就や試験合格のほかにご利益ってある?」
「受験生じゃないと参拝しちゃいけないの?」
「どんな神様がお祀りされてるの?
「見どころはある?」
「御朱印について知りたい!」
疑問にお答えするべく、ここからは湯島天満宮のご利益・神様・参拝時間やアクセス方法・歴史・御朱印・お守り・おみくじ・料金などの情報をお伝えしてます。
湯島天満宮のご利益と神様
湯島天満宮のご利益は、学業成就・試験合格・学問上達・文筆向上・開運招福・災難除け・厄除け・五穀豊穣・技芸上達などです。
「菅原道真(すがわらのみちざね)」と「天之手力雄命(あめのたぢからお)」の2柱が主祭神として祀られていることで、学びに関すること・運気を上昇させること・悪いものを追い払うことにご利益があります。
しかし、神様のお名前は知っていてもどのような人物だったのか、どうして上記のようなご利益を享受できるようになったのかわからないですよね。
そこで、下記表に湯島天満宮にお祀りされている2柱の特徴などをまとめました。
神様のお名前 | 特徴とご利益 |
菅原道真(すがわらのみちざね) | 平安時代に活躍し、学びながら様々な功績を残した神様。
そのため、「学問・受験の神様」として知られている。 主に学業成就・試験合格・学問上達など学びに関する運気を向上させるほか、芸能・詩歌上達・文筆向上・病気平癒などのご利益もある。 |
天之手力雄命(あめのたぢからお) | 神様のなかで特に強さに秀でており、天照大神(あまてらすおおみかみ)が落ち込んでいるときに手助けし、太陽を照らさせることができた逸話がある。
力に関するパワーが絶大で、開運招福・災難除け・厄除けのほか、五穀豊穣・技芸上達などのご利益がある。 |
つまり、湯島天満宮は学問の神様と力の神様の力が合わさって、学業に対する熱意や行動力がアップし、結果として良い方向へ導いてくれる神社といえます。
厄除け・災難除けのご利益もあるため、厄年にあてはまっていたり、「勉強法をかえても成績が伸び悩んでいる」「なぜか勉強に集中できない」と感じていたりする方にもおすすめの神社です。
湯島天満宮の御朱印・お守り・おみくじ・絵馬情報!
ここでは、湯島天満宮で受け取れる御朱印・お守り・おみくじ・絵馬の情報をご紹介します。
立ち寄った際には、ぜひ授与所にも立ち寄ってみてください。
<御朱印>
湯島天満宮の御朱印は、「奉拝 湯島天満宮 日付」と書いてくれます。
また、参拝した季節にふさわしい言葉のスタンプを押してくれることも。
例えば、お正月には「初天神」、梅まつりの季節に参拝すると「梅まつり」、例大祭の時期であれば「例大祭」、夏季であれば「夏詣」などです。
ときには干支がプリントされた用紙に書いてくれることもあり、参拝するたびに手に入れたくなります。
湯島天満宮の御朱印の初穂料は300円です。
御朱印帳は以下の2種類から選べます。
- 紺色ベースで梅の花と金色の雲が描かれたデザイン
- ハローキティとのコラボデザイン
初穂料は1,500円です。
<お守り>
湯島天満宮には、ご利益にちなんで学業に関するお守りが豊富に用意されています。
例えば…
- 学業守…学業成就・合格祈願のご利益がある。赤・紺・白の3種類から選べる。
- 学業成就鉛筆…学業成就にご利益がある鉛筆が1ダース入っている。格言が刻まれた鉛筆もあり、木箱に入っている。
- 縁結びお守り…進学校や取得したい資格とのご縁を強化したり、人間関係・仕事などのご縁も引き寄せてくれる。薄ピンク・薄ブルーの木札タイプと丸形タイプがある。
- しあわせ守…学業成就や健康長寿を含めあらゆる幸運を引き寄せてくれるお守り。黄色の生地でできていて、湯島天満宮の梅をモチーフにした鈴がついている。
- 厄除守とお神札セット…厄除け・災難除けのご利益がある。神札とセットなのでお得。
特に「学業成就鉛筆」は、受験シーズンになると売れ切れてしまうほどの人気ぶり。
受験生自らで購入することもあれば、なかには保護者や学校・塾の先生が受験に合格するようにとプレゼントすることも。
もし残っていたらゲットしておくのがおすすめです。
<おみくじ>
湯島天満宮には、他の神社とはちょっと違うおみくじがあります。
- ミニ獅子舞が代わりに引いてくれる「自動おみくじ」(初穂料200円)
- オーソドックスな「開運おみくじ」(初穂料100円)
- 小さな人形を引いて占う「丑(うし)みくじ・アマビエみくじ」(初穂料300円)
気分にあったおみくじをひいてみてください。
<絵馬>
湯島天満宮には、下記2種類の開運絵馬が用意されています。
- 合格祈願絵馬・牛乗り天神…菅原道真が馬にまたがる様子が描かれている。
- 合格祈願絵馬・干支…干支にちなんだ動物が描かれており、毎年1月から4月までしか手に入らない。
湯島天満宮に訪れる受験生の多くは、本殿で参拝後に決意も込めて絵馬を書きます。
そのため、境内にはいたるところに願いがこめられた絵馬がつるされているのも見どころです。
自分だけでなく他の受験生たちも頑張っている・前進している姿が伝わるので、勉強のやる気アップにもつながりますよ。
湯島天満宮の歴史や由緒
湯島天満宮は、458年に雄略天皇のお言葉によって創建されました。
創建時には天之手力雄命だけをご祭神としてお祀りしていましたが、1355年になると村人たちが菅原道真公もお祀りしたいと懇願したことで2柱がお祀りされるようになりました。
その後も菅原道真による学業成就のご利益をえるために、様々な著名人が訪れては素晴らしい功績を残していたと言い伝えられています。
湯島天満宮の見どころ
ここでは、チェックしたいスポットを2つご紹介します。
学業運がアップするスポットもありますよ。
①なでなですると勉強運アップする「撫で牛」
境内にはくつろいでいる牛の石像があり、こちらを撫でると勉強運・学業運がアップするご利益が!
- 頭を良くしたり学業成就したい方は”頭部分”
- 足を強くしたい方は”足部分”
それぞれ撫でておくと、ご利益をうけとれます。
多くの受験生や参拝客が撫でているため、すでに牛の頭や背中部分はツルッツルになってしまっています。
そもそもなぜ牛と菅原道真が関係あるのかというと、菅原道真は丑年生まれで丑年にお亡くなりになったからなのだとか。
ぜひなでなでしてきてくださいね。
②お神輿や歴史物がみれる「宝物殿」
湯島天満宮には、実際にお祭りで使われるお神輿や古くから境内に保存されていた歴史に関するものが所蔵されており、だれでも拝観できます。
受験に役立つ歴史マメ知識が手に入るかも!?
※2022年5月現在、新型コロナウイルス感染症の影響で休館中です。
営業時間 | 9:00~17:00
最終入館は16:00 |
拝観料 | 一般:500円
高校生・大学生 :300円 小学生・中学生 :200円 65歳以上:300円 ※団体利用の場合は上記料金が割引になるので別途授与所へ相談してください。 |
公式WEBページ | こちら |
湯島天満宮の参拝時間・所在地・アクセス方法・駐車場情報をチェック!
湯島天満宮の所在地は、東京都文京区です。
最寄り駅は5つあるので、それぞれ駅からのアクセス方法をお伝えします。
<電車を利用して歩いていく場合>
〇東京メトロ千代田線 湯島駅(3番出口)
湯島駅の3番出口を出て春日通り(都道453号)を東に進むと、左手に湯島天満宮が見えてきます。
所要時間は2分ほどです。
〇東京メトロ丸の内線 本郷3丁目駅(5番出口)
5番出口で地上に出たら、春日通り(都道453号)に沿って東に進むと到着します。
所要時間は9分ほどです。
〇東京メトロ銀座線 上野広小路駅(A4出口)
〇都営地下鉄大江戸線 上野御徒町駅(A4出口)
上野広小路駅と上野御徒町駅は、同じくA4出口を出て学問のみちを進みます。
最短6分ほどで到着です。
〇JR山手線・京浜東北線 御徒町駅
西口を出た後、学問のみちを進みます。
8分ほどで到着です。
<自動車で行く場合・駐車場情報>
首都高速道路環状線の神田橋ICからアクセスするのが最短ルートです。
神田橋ICを出た後、外堀通り(都道405号)を北に進みます。
だいたい7分程度で到着です。
また、湯島天満宮には無料の駐車場はありません。
自動車で行く場合は、下記の駐車場などに自動車を停車してください。
- タイムズ湯島天神第1(普通自動車は地上1階に13台・地下に12台)
- タイムズ湯島天神第2(普通自動車は8台)
どちらも8:00~24:00は20分220円、それ以外の時間帯は60分110円で駐車可能です。
年末年始には上記の2倍以上の駐車料金になります。
※路上駐車は近隣住民の方および参拝客に迷惑かつ違反なのでやめましょう。
神社名称と読み方 | 湯島天満宮(ゆじまてんまんぐう)もしくは湯島天神(ゆしまてんじん) |
開門時間 | 6:00~20:00
※上記時間帯は季節や神事などによって変更になる可能性があります。そのため、参拝前には必ず最新情報を確認してください。 |
所在地 | 東京都文京区湯島3丁目30−1 |
公式WEBサイト | こちら |
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