「マントラ」と言う言葉をご存知でしょうか?真言とも言われ真言は「秘密の言葉」と言う意味を持っています。自分の上に災いや難が降りかかったときに唱えると邪気を払い自分の身を自分で守る効果があると言われています。邪気払いの呪文にも様々な種類があるので今回はその邪気払いの真言(マントラ)についてお伝えしていきます。
真言(マントラ)とは?
マントラとはサンスクリット語のマントラの訳語とされていて「大日経」などの密教経典に由来しています。浄土真宗を除く多くの大乗仏教の宗派で用いられ、呪術的な言葉と言われています。真言(マントラ)は知らず知らずのうちに自分たちの生活の中にも浸透しているものが多くあります。神様の力を借りたい時や自分に災いが降りかかるのを避けたい時、邪気を払いたい時などには有効です。
最もおすすめの六字大明呪
悪霊退散や邪気払いに用いられるマントラとして最強と言われている呪文があります。それは
「オン・マニ・パドメ・フム」
です。六字大明呪は六字尊、六字天、黒六字、六字明王の真言とされ日本では古くから悪霊退散、怨念調伏、呪い返し等に高い効果が期待できると言われていて邪気や悪霊、魔物等を跳ね返す呪文と言われています。
六字大明呪の唱え方
様々な効果が期待できる六字大明呪は嫌な予感がする時、災いが降りかかってきそうな時、金縛りに会ったとき、邪気や悪い霊を取り払いたいときに何度でも気が済むまで唱えるのが有効です。心が落ち着いて邪気を跳ね返すことができます。
災難厄除に効果的な真言(マントラ)
次に災難や厄除けに効果的な真言(マントラ)をご紹介していきます。覚えやすいものや使いやすいものを使いましょう。
ひふみよいむやこと
これは「ひふみ祝詞」の一文で強い魔力や邪気を感じた時にお祓いの効果が期待できる言葉です。ひふみ祝詞は浄化の力がとても強いと言われ負のエネルギーを払いプラスのエネルギーに変換する効果が期待できます。漢字で書くと「一二三四五六七八九」と表し、災難や厄除け浄化の効果があります。
こそたくまやたく
次にご紹介するのが厄除けや無病息災、外出先で邪気や災難から身を守ると言う意味の持つ
「こそたくまやたく」と言うマントラです。家を出る前にこのマントラを唱えることで外出先でも邪気から身を守り無事に家に戻って来られると言うマントラです。外出する前に「こそたくまやたく こそたくまやたく こそたくまやたく」と3回唱え合掌し、手に息を1回吹きかけると効果があります。
つるかめ つるかめ
次に紹介するのが、縁起が悪い時や災いがあったときに唱えると効果があるマントラです。厄除けや邪気払いはもちろんですが悪いことが起きてしまうこともあります。縁起が悪いなと思った時や何か災いが起きたときにそれを立て直す意味を持っています。鶴亀と言うと縁起が良い生き物なので鶴亀鶴亀と繰り返し言うことで悪いことが起きた空気を変えて立て直すことができます。
くわばら くわばら
次に紹介するのが雷や自然災害、災難を避けるために唱えるマントラです。くわばらくわばらと言うのは他のマントラに比べて耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。これはもともと雷よけの呪文でしたが、時間が経過する間に怖いことや嫌なことなど災難全般を避けるマントラに変化してきました。
サンバラサムハラ
災難、厄除けのために唱える言葉としてサンバラサムハラと言うマントラも効果的です。これは難を避けるために唱えるのですが、唱え続けることで大きな災難が小さな災難に、小さな災難はなかったことになると言われるマントラです。難が降りかかった時やなんだか悪い気がすると言う時に唱えると災いを避けることができます。
神様の真言
次に災いを避ける力のある神様の真言をお伝えしていきます。自分や自分の周りの人を災難から守ることができます。
不動明王
不動明王は強い力を持っている神様で、あらゆる災いを避ける効果が期待できます。自分自身を災いから避ける事はもちろんですが、自分の大切な人や家族も災いから守ることができると言われています。厄除け、災難除け、悪魔悪霊に打ち勝つ、勝負必勝、商売繁盛など厄除け以外の効果もかなり高い効力があるといわれているので、不動明王の姿をイメージしながら唱えるのがお勧めです。真言が長く覚えづらいのでメモしておくことをおすすめします。
「のうまく さんまんだばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん」
千手観音
千住観音は人々を苦しみや迷いから救い災難や悪事を取り除いてくれる仏様と言われています。仏像や神様に詳しくない人でも1度は耳にしたことがあると思います。厄除けだけではなく夫婦円満、恋愛成就、病気治癒などあらゆる効果が期待できると言われています。
「おんばさら たらま きりく」
勢至菩薩(せいしぼさつ)
勢至菩薩(せいしぼさつ)は仏様の知恵光を使い命を持っているものを全て救済すると言う神様です。厄除けはもちろん、家内安全、開運招福、不老長寿、延命、悪霊退散などの効果が期待でき、真言を唱えることで悪霊や苦しみを取り除き、あらゆる救済を受けられると言われています。
「おん さん ざん さく そわか」
摩利支天(まりしてん)
摩利支天のマントラは悪霊を払う効果が強いと言われています。摩利支天様は仏教の神様である帝釈天と阿修羅が戦った時に太陽と月の光を守ったと言う伝説が残る神様です。様々な災いを防ぎご利益が期待できます。戦国時代の武将は調理や開運の仏様として進行していたことで有名です。
「おん まりしえい そわか」
光明真言
これは不空大寒妙頂真言(ふくうだいかんぢょうこうしんごん)と言われすべての災難を取り除く最強の慎吾とも言われています。心を静かにし持ち続けて唱えることで厄払いや厄除け、浄化などの効果が期待できるとされ、考えられるすべての災難が消え去ると言われています。
「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん」
覚えやすく言いやすい真言(マントラ)
ここまで様々な真言をお伝えしてきましたがなじみが薄いものが多く、なかなか覚えにくい呪文が多いと思います。最後に最も簡単で言いやすい、覚えやすい真言をお伝えしていきます。
はらいたまいきよめたまえ
邪気や災いが降りかかろうとした時やよくないことが続いた時に災難厄除けの効果が期待できます。常に心の中に留めておくことができるので、災いが起きたときにすぐに唱えることができます。災いがふりかかった時などに心の中で唱えるようにしましょう。
まもり たまいさきわえたまえ
先程の払いたまえ清めたまえと似ていますが、こちらは災難除けはもちろんですが自分や周りの人の身を守り幸せに導いてくださいと言う意味を持つ真言です。こちらも覚えやすいので自分の身を守りたい時や災いが起きたときには使いやすい真言です。
まとめ
今回は災いや悪霊から身を守ることができる真言についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?神様の力を借りたい時や自分の力ではどうしようもないことが起こることがありますよね。その時に心の中で唱えると見えない力が助けてくれる効果が期待できます。ぜひ覚えておきましょう!
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