邪気を払うことで一般的に知られている盛り塩ですが、実は方法を間違えると危ないと言われているんです。身を清める、悪いものを遠ざける、など良い効果しかないように思われがちですが、間違った方法で行ってしまうと逆効果になってしまうこともあるんです。浄化作用や厄払いなどに使用する盛り塩は、正しい方法で効果を発揮するようにしましょう。今回は間違えると危ない盛り塩のやり方と正しい方法についてお伝えしていきます。
盛り塩とは
盛り塩というと、玄関などに小皿に持って置いておくことで家の中に悪い気が入ってくるのを防ぐ効果があるとされて古くから行われています。なんとなく良い効果があるイメージはありますが、どんな効果があるのか良く知らないという人も多いのではないでしょうか?盛り塩は災難を払い、運気が開けるように行われています。塩は穢れを祓い清める効果があります。神社にもお供えされていることが多く、家庭でもお酒やお米と共にお供えされるものの一つです。塩は神秘的で聖なるものとされていたので家の厄を祓うため、地鎮祭や引っ越しの際に使われることが多いです。
盛り塩の効果
次は盛り塩にはどんな効果があるのかをお伝えしていきます。家の中のどこに置くかによっても様々な効果があります。置く場所による効果をご紹介します。
トイレに置く効果
トイレに置く盛り塩は、特に厄払いの効果があるとされています。トイレは古くから厄落しの場所とされてます。窓がないトイレなどは特に問題があると言われているので、身体の不調につながりやすいです。それを避けるためにも盛り塩をする事で健康運がアップします。
浴室・洗面所に置く効果
浴室は水の流れがある場所です。外出してついてきた厄を流す場所なので盛り塩をする事で、身を清める効果が期待できます。浴室に置いた盛り塩が溶けたものを浴槽に入れて入浴すると浄化作用がありストレス解消効果があります。洗面所も洗濯物についた厄が溜まりやすい場所なので家庭内の厄除け効果があります。外出する時に着る衣類は外からの厄を家の中に持って入りやすいので洗濯物を清め、厄払いの効果が期待できます。
玄関・家や土地に置く効果
玄関に盛り塩を置く人が最も多いのではないでしょうか?方角は関係なくどの方向に玄関があっても良い作用があります。玄関は外から持ち帰る邪気を払う場所なので玄関に盛り塩をする事で家の運気をアップします。家の中に厄が入ってくることを防ぎ幸運を招き入れます。土地の四隅に置くと家のある土地全体の運気アップ、邪気祓いになります。その時には盛り塩に清酒をふることでさらに効果がアップします。
盛り塩が危ない理由
盛り塩というと良い効果がたくさんありますが、「実は危ない」と言われていることをご存知でしょうか?これは間違った方法によって本当の効果を得られていない場合です。次は盛り塩が危ないと言われる理由と間違った方法をお伝えしていきます。
浄化作用がなく悪いものを閉じ込めている
盛り塩が危ないとされる理由の一つに悪いものを自分で閉じ込めてしまっている可能性があります。厄や邪気を入れないように部屋の四隅に盛り塩をする事で結界が張られ、悪いものが閉じ込められてしまいます。それにより運気がダウンしている可能性があります。部屋の四隅に盛り塩をすると結界が張られるので、神聖な状態で邪気が入ってくるのを防ぐために行えば効果的ですが、悪いものがいる状態で結界を張ってしまうと邪気を閉じ込めてしまい、危険や不運を呼び込んでしまうことになります。
交換せずに放置して悪い気を留めてしまう
盛り塩をしてさえいれば良いと勘違いしている人に多いのがこれです。定期的に交換しないといけない事を知らずに、長期間盛り塩を放置してしまう事です。盛り塩を定期的に交換しないといけない理由は邪気が溜まるからです。外からの悪い気を吸収している盛り塩は定期的に交換しないとずっと悪い気を留めていることになります。悪い気を吸収した盛り塩を長時間置いていたら運気は上がりません。一番良いのは毎日取り替えて悪い気をリセットすることですが、毎日は難しいという人は週に1度、あるいは1日と15日に交換するのがおすすめです。
盛りすぎると逆効果
盛り塩はきれいな形に盛られていることで効果を発揮します。多く盛りすぎることで、その分悪い気が吸収されてしまい、形が崩れてしまう事で吸収した悪い気が漏れて放出しやすくなってしまいます。形がきれいなことで結界が張られるので崩れてしまうと役目をしっかり果たせなくなってしまいます。悪い気を吸収してくれるに越したことはないですが、形が崩れるほど盛ったり、形がくずれたまま放置してしまうのは邪気が溢れ出てしまうので危険です。
盛り塩の正しい捨て方
盛り塩は定期的な交換が大切です。しかし、邪気を吸収しているため普通のゴミと同様に捨てるのは避けたほうが良いとされています。最後に正しい盛り塩の捨て方をご紹介していきます。
盛り塩を使った場所で処分する
盛り塩で使った塩は、これといった決まりはりませんが自然に返すという考えが一般的です。一番効果的なのが使った場所で処分するという方法です。トイレやキッチン、浴室ではその場に流せますが、玄関や部屋で使ったものはその場に処分するわけにはいきません。その場合もトイレやキッチンに流すのが一般的ですが、地域によってはキッチンなど水に流してはいけないという地域もあるので、その地域の風習に従いましょう。川に流すというところもあるようですが、環境問題に影響したり、不法投棄と言われることもあるので地域の習慣に沿った処分方法で処分しましょう。
食用にしない
盛り塩の一番の効果は邪気を吸い取ってくれるということです。浄化のために使用した盛り塩は悪い邪気を含んでいます。そのため、食用として体内に取り込むのは避けた方が良いとされています。せっかく悪い気を吸収してくれたのに、それを体内に取り込むのは邪気を取り込んでいることになってしまいます。キッチンのぬめり取りなどに使う方法もありますが、まな板や食器など口に入れるものを調理するのに使用する場所なので、邪気を吸収した盛り塩で洗うのは避けたほうが良いです。
感謝の気持ちを忘れない
一度使用した盛り塩の捨て方で大切なのが邪気を払ってくれた盛り塩に感謝の気持ちを込めて捨てるということです。こまめに取り替えると捨てる回数も多くなりますが、適当にゴミとして捨てるのではなく「悪い気を払ってくれてありがとうございます」という気持ちを込めて捨てるようにしましょう。扱い方次第では効果も半減してしまったり、吸収した邪気を閉じ込めてしまう可能性がある盛り塩は、言わば悪い邪気の塊でもあります。丁寧に扱って自分の身を守ってくれたことにしっかり感謝を伝えるようにしましょう。
まとめ
今回は盛り塩の危ないやり方や効果、捨て方についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?盛り塩は誰でも手軽にできる厄払いの方法ですが、方法を間違えると逆効果になってしまい悪い気を閉じ込めてしまいます。せっかく運気をアップしようと思って行うのに運気が悪くなってしまうのは嫌ですよね。正しい方法で良い運気を呼び込みたいものです。今も盛り塩をしている人は運気がアップするようにやり方を見直してみてください。盛り塩をしていても効果が見えにくい人は、方法が間違っている可能性もあります。正しく行って正しく捨てて幸運を引き寄せましょう。
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