今回は四柱推命の基礎的な内容「五行」です!参考になると嬉しいです。五行って知っています?ポケモンのタイプみたいな感じです。自然の摂理を五行・木火土金水に例えて状態を観察する。五行を例えることでより占いの捉え方を簡単にします。また人は五行の性質に分かれます。
木の五行とは?
木は東の方角になります。季節で表すと春です。1日の時間で表すと朝の時間帯になります。生気、性質は仁です。作用は湧出です。木という五行は湧き出る働きがあります。温泉が湧き出るあの感じです。こくこくこくと湧き水が湧く、あの感じ。芽と表現する場合もあります。固いアスファルトに負けず生える植物のように。
火の五行とは?
では、火を見てみましょう。火は、南の方角で、季節は夏です!一日に例えると昼にあたり、基本的には光です。性質は「礼」です。色は赤です。火と考えてもいいでしょう。
性質を言えば、礼儀正しいです。夏を想像してみてください。
何もかも活発になる季節。つまり、エネルギーが分散します。中心から外に向かって溢れ出す。これが夏です。熱いものを想像してみてください。火の塊だったり、薪が燃えているときだったり、そういう場合って、四方八方に火の子が飛び散っていますよね。
つまり、これが火の性質です。五行の火は拡散する性質です。外に広がる。だから火のパワーが強い人はパッと明るく、影響を与え、賑やかです。
土の五行とは?
土の季節は春夏秋冬の季節の変わり目を表します。方角としては中央です。色は黄です。性質でいうと「信」です。
中央にあり、全ての季節を繋いでいるともいえます。努力、継続が似合いますが…何かを埋めるために動いている場合が多く、精神的に不安定な面もあります。努力家の人は土を持っていることが多いです。
金の五行とは?
金は西の方角で、季節としては秋、一日に例えると夕方にあたりになります。気運でいうと「粛殺」です。
「粛殺」というのは何かというと、切り取る、削る、刈るという意味です。刈る、切る行為。その間に葉も落ち、果実も落ち、枝を切り落とすのです。そういった意味で「粛殺」と言います。色は白色、性質を言えば「義」、正義の「義」です。
その作用は「収斂作用」、収斂、つまり集まるということです。火と反対に、火は拡散しますが、その反対にすべてが集まってくる、収斂するということです。数学でも収束と言いますね。一方向に集まっていくことです。
水の五行とは?
水は、北の方角、季節は冬、一日に例えると夜にあたります。気運的には「閉蔵」です。これは「死」の影響を受けます。「死ぬ」という字を使って消えてしまう、つまり眠ることを死ぬことと見なします。冬は寒く、死んだように見えますよね。動物の冬眠と一緒です。
また春になれば再び目覚めますが、水の気運自体が「死」です。色は黒ですね。性質を言えば「智」、智慧の「智」です。水が多い人は頭が良いと言われます。水が多い人は、これは「智」ですね。
水が多い人は頭を使った働き方を好み、実際に情報を使います。しかし問題は、内に秘める傾向があるため、内向的になりやすい人が多いです。頭を使うというと学問を思い浮かべる方も多いですが、夜のホステスさんも頭を使う職業です。情報戦で戦っています。そのため、水を持つ人が多い傾向にあります。
これが「木・火・土・金・水」の五行です。「木」は生長のエネルギー、「火」は拡散のエネルギー、「土」は中和の作用、「金」は収斂の作用、「水」は閉蔵の作用です。「木・火・土・金・水」の順番です。
相生も五行では重要です。木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生じます。これが「木火土金水」の順番です。
次に相克ですが、木は土を克し、土は水を克し、水は火を克し、火は金を克し、金は木を克します。このように一段階飛ばして相手を克します。
相生・相克を説明するときに、「木が水を得て育つから水は木を生む」と説明します。しかし実際には、水が多すぎると木が腐ってしまうこともあります。
その場合は「それは水が多すぎるから」と言います。相生・相克に過不足があるというのを理解しないといけません。
四柱推命の教科書をそのままでは駄目です。自然の法則に基づいて考えるべきです。自然の法則に合わなければ四柱推命ではありません。
五行の作用を見てみましょう。湧出、分散、中和、収斂、閉蔵の作用です。
木の湧出は地下水が湧き出る意味です。火は分散して広がっていきます。土は中和の作用、水は収斂の作用、金は収斂の作用、水は閉蔵の作用です。
湧出と分散の違いですが、湧出は内から外へエネルギーが湧き出ることで、分散は外へ広がっていくことです。
土は中和作用を持ち、すべてを平均化します。中和することで、すべてが平らになります。収斂作用は、エネルギーが内に集まることです。水は閉蔵作用で、エネルギーが閉じ込められます。
相生・相克は基本ですが、それだけで占うとかなり外れます。実際には、陰陽のバランスと五行の作用をよく理解しないといけないです。
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